もフリーズしてしまっている。
「いやー、土方君はなかなか熱いじゃねぇか。うらやましいかぎりだよ」
さらには、榎本まで。
「ウイ」
さらにさらに、https://ameblo.jp/freelance12/entry-12825474606.html https://www.liveinternet.ru/users/freelance12/post501642670// https://plaza.rakuten.co.jp/aisha1579/diary/202310210011/ ブリュネの謎同意もついてきた。
中島が酒をぶっとふきだし、尾形がうに丼をふいた。そして、蟻通の鼻からみそ汁がどばーっと流れでた。
ちょっ……。
すごいぞ蟻通。
「鼻からみそ汁」だ。
それは兎も角、もしかして、虐待は虐待でもフツーの虐待ではなくそっち系の暴力か、あるいはそっち系のプレイと勘違いされている?
ってかそれがうらやましいって、どういうこと?
「主計ーーーーーーーっ!」
地をはうような副長の低音の声にはっとした。
「八郎を押し倒すだけじゃ物足りず、つぎはおれを陥れやがって」
「い、いえ、ち、ちがいます。そんなつもりはまーったくありませんでした。おれはただ、副長の日頃のおこないをチクりたかっただけで……」
ダメだ。
副長は、いまにも「兼定」を抜きそうだ。
「も、申し訳ありません。許して、許して……、い、いやーーーーっ」
誠心誠意謝罪しているというのに、副長が斬りかかってきた。
な、な、なんと。剣術大会ではついぞみせなかった超神速の居合抜きが、いまこのタイミングで炸裂したのである。
迷う必要などない。
胸元に抱えている盆を放りだすと、背を向け一目散に逃げた。
「まちやがれっ!」
当然、副長は追いかけてくる。
「みたかい?ぼくは口惜しいよ」
「そうだよな。おれも土方君に追いかけられてぇよ」
「ウイ」
そんな大鳥ら三人の見当違いの言葉を背中でききつつ、廊下にでて隊士たちを踏みつけにしながら必死で逃げまどった。
その後、追いかけまわされた挙句「兼定」に尻を蹴っ飛ばされてしまった。
この「兼定」というのは、刀ではなく相棒のことである。
副長に命令された相棒は、うしろ脚でおれの尻を蹴っ飛ばしたのである。
これで副長は、立派なハンドラーになれたってわけだ。
ってか、相棒よ。馬じゃあるまいし、うしろ脚で蹴っ飛ばすか?
もっとも、安富のお馬さんたちに蹴っ飛ばさられるよりかはずっとマシだが。
なにはともあれ、おれはマジで愛されいてるんだ。
あらためて実感したこの夜であった。
結局、招かざるおおくの客人たちは、さんざん呑み喰いしてそのまま寝落ちしてしまい、称名寺で一夜を明かした。
そのため、おおくの隊士たちが称名寺の敷地内に筵を敷いて眠るという、なんともいえぬ状況に陥ったわけである。
まぁこんな破天荒ぶりも、今後はできなくなってしまう。
これが、最後の無礼講だったのかもしれない。 その翌日、二股口にでかけた。
メンバーは、副長と島田と蟻通と安富と俊冬と俊春と相棒とおれである。
二股口での戦いは、土方歳三が新政府軍を二度も撃退したことで有名である。
この戦いでの勝利は、土方歳三が人斬り集団「新撰組」の「鬼の副長」というよりかは、策略・用兵に長けた参謀であることを証明している。
残念ながら、現代で二股口を訪れたことはなかった。
山深く、羆のテリトリーであるがためにそう簡単にいけるものではないからである。
個人での訪問は要注意で、現地のガイドさんに案内してもらうほうがいいようなことを、だれかのブログでみたことがある。
ツアーなどに参加すれば、訪れることができるはずである。
現代でも、このときの戦いの胸壁や土塁が残っているという。
おれはそれを、NHKなどの特集でみたことがある。
それは兎も角、いま現在は当然のことながらまだなにもない。
偵察をおこなった上で、はやめに土塁胸壁をつくって備えておこう、ということになったわけである。
二股口までは、安富のお馬さんにのせていただいた。
いまやすっかり「安富のお馬さん」になってしまっているお馬さんたちは、副長でさえのるまえにのせてくれるようお願いしなければならない。
今回は、俊冬と俊春も現地まではお馬さんにのせてもらっている。
自分の脚で駆けているのは、相棒だけだ。
道中、俊冬と俊春と映画や漫画の話で盛り上がってしまった。
「もしかして、飛んでくる